「愚者の船」──先週末、NHKのラジオから流れてくる番組で、Ship Of Foolsというタイトルの曲をミニ特集で紹介していた。
NHKなんてまるで聴かない。TVは一秒たりとも見ない。特にニュースはもう見るにも聴くにも堪えない。
ピーター・バラカンさんの番組は、ちゃんと聴くことのできる番組で、いつも知らない曲だらけでそれが愉しい。今回もShip Of Foolsという曲がこんなに沢山あったこと、そしてその曲の一つ一つ、全然知らなかった。
「愚者の船」とは古代ギリシャ、プラトンにまでさかのぼる言葉ということで、「専門知識のあるひとがいない政権」というような意味があるようだ。
昨日の某公立施設の話と重なるように、先週末から脳内に”Ship Of Fools”というフレーズが延々と回り続けている。
まさしく、日本全体が「愚者の船」。操っている人びとがマトモじゃない。伝える人びともマトモじゃない。受けとるわたしたちは不感症。
そんな皮肉がこもった特集。NHK。ピーターさんの番組は信頼の置ける番組のひとつだと思う。
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